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04 LIFESTYLE

至高の香りに酔いしれた時間
Faust Lounge「男の嗜み、コーヒーを愉しむ」集い

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さる2月20日土曜日の午後、元麻布のMi Cafeto にてFaust Lounge第3弾となる「男の嗜み コーヒーを愉しむ」集いが開催された。コーヒー生産に携わる第一人者として、”幻のコーヒーハンター” “コーヒー界のインディ・ジョーンズ”との呼び声の高い川島良彰氏が、本物の味を探し求めて作りだした「グラン クリュ カフェ」の世界を味わう、ファウスト会員有志の集いである。幻の品種を復活させ、コーヒーの世界を底上げするという最高峰のこだわりを持って作られたコーヒーとは果たしていかなるものなのか――噂を聞いたファウストたちは、それを確かめるべく意気揚々とその店に集ってきた。

Mi Cafetoのコーヒーセラー。セラーオーナーには感度の高い著名人や経営者たちがずらりと名を連ねている。

「グラン クリュ カフェ」はワインのグランクリュのごとく、選び抜かれた方法で生産する至高のコーヒーにのみ与えられる銘柄名。今回の「男の嗜み」の趣向としては、コーヒーがどのように生産され私たちの手に届くのかという生産の過程をダイジェストに学び、知っていたようで知らなかったコーヒーの常識や間違い、そして本当に美味しいコーヒーを淹れるための知識を身につけながら、至高のコーヒーを飲み比べてみるというものだった。日頃からワインや葉巻、茶道や日本酒などの繊細な味わいを聞き比べているファウストにとっては、知的好奇心と味覚を磨く貴重な機会。会員同士の交流も兼ねた楽しい会となった。

今回の参加者の中には、既にグランクリュカフェのテイスティングプランをネットや店舗で購入している者もいれば、一杯数千円もするこだわりのコーヒーを出す喫茶店に通うこだわり派もいる。ハワイのコナ・コーヒーの輸入を事業の一部にしている者、車とハイエンドなライフスタイルを得意分野とするコラムニストや、もはや趣味とは言えないほどに茶道を極めている者、常にシガーケースを携帯する葉巻通のファウストもいた。そんな彼らが最高級スペックで選び抜かれた「グランクリュ」と「普通のプレミアムコーヒー」の違いに気がつくまでに、そう多くの時間は掛からなかった。以下にその感想の一部をご紹介しよう。

最高峰の土壌から栽培、収穫、果肉除去、乾燥、脱穀、選定、輸送、保存、焙煎などすべての過程において選び抜かれた「グランクリュ」の生豆と、通常の生豆の違いは一目瞭然。
高級コーヒー3種類をテイスティング。抽出前の荒引き粉の状態で香りを確かめるファウスト会員の渡辺新氏。使用したのは1)良質な自家焙煎で知られる店の豆、2)有名百貨店で扱う最高級豆、3)グランクリュカフェ。

「手間暇を惜しまずにつくるグランクリュの豆と、通常の機械生産の豆は、焙煎前の生豆の状態で色も香りもこんなに違うんですね。通常のコーヒーがどんな風に作られるかも知らなかったので勉強になった」。「生きているグラン クリュ カフェを挽いた粉は、うっすらと獣的な香りがしました。有機栽培の香りというべきか、野生の香りがするのが凄い」と評する。

お湯の温度や注ぎ方にも美味しく入れるコツがある。少しお湯を注いだだけで、見る見る膨らみ、深い香りが立ち上ってくるグラン クリュ カフェ。

いざ淹れたグラン クリュ カフェを飲んだファウストたちからは「これはもう僕らが知っていたコーヒーとはまったく別物。普通のこだわりコーヒーが田舎蕎麦だとしたらこれは更科。日本酒に例えれば大吟醸。これは日本人にこそわかるものじゃないかなあ。茶道のような奥深さを感じる」と絶賛の連続。「香りのジュースのよう。味わいがオーケストラのように重厚。多重奏のように次々とハーモニーが押し寄せてくる!」「本物は身体にいいということが実感としてわかる」「大変なこだわりよう。自分もコーヒーに関わっているからこそ、その苦労がわかります」。スペースの都合上すべてご紹介できないのが残念だが、ファウストA.G.では同様の企画を随時開催予定なので、興味のある方はいつでも運営事務局にご連絡を。

ファウスト限定サン・セバスチャン農園ピーベリーについて

サン・セバスチャン農園は、広大な敷地で手作業にこだわり、常にハイレベルのコーヒーを生産することで知られるグアテマラの名園。「スペシャルティー・コーヒー」を世界に知らしめた農園でもある。今回ファウスト限定で紹介されたのは、川島氏のスペックに基づきこの農園の特級畑で生産された厳選コーヒーの中から、更にピーベリーのみを選り分けたもの。コーヒー本来の酸味と上品なまろやかさが味わえる。川島氏ご自身がファウスト会員でもあり、ファウスト精神に賛同していただき今回の企画が実現した。リザーブしたピーベリーは、随時試飲、購入可能。ただし総量に限りがあるのでお早めに。なお、希少な豆ながら価格はフラットビーンズ(通常の豆)と同じという良心的な設定になっている。
お問い合わせ先:ファウストAG運営事務局。

グアテマラ アンティグア地区 サン・セバスティアン農園
同 サン・セバスティアン農園

 

Data


Mi Cafeto
〒106-0046 東京都港区元麻布3丁目1番35号 c-MA3 1F
TEL. 03-5771-4171 
Grand Cru Cafe HP:http://www.grand-cru-cafe.com/
Mi Cafeto HP:http://www.mi-cafeto.com/

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川島良彰氏Faust Interview
http://www.faust-ag.jp/#acp/interview/interview009.php

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