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04 LIFESTYLE

フェラーリが誘う、
心ときめく至福の時間
CORNES CURCUIT EXPERIENCE at FUJI SPEEDWAY

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「サーキットを走る」のはレーサーの専売特許、とは限らない。
今回ご紹介するのはフェラーリの正規代理店であるコーンズが企画、主催する「コーンズ・サーキット・エクスぺリエンス」。フェラーリオーナーが家族や友人と一緒に気軽にサーキットを楽しめるイベント。今回はFaust会員からも3組が参加した、そのイベントの模様をお伝えしよう。

コーンズ(コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド)といえば、今年創立150周年を迎えた総合商社であり、現在はフェラーリ、ロールスロイス、ベントレー、マセラティの正規代理店として知られる。インポーターとして長くメーカーサイドの業務にも携わり、フェラーリとの関係は、2008年のフェラーリ・ジャパンの創設により、輸入権を移管。立場こそディーラーとなったが、35年以上の長きに渡って日本国内で築いた顧客との信頼関係には重みがある。
そのコーンズが主催するイベントとして、もっとも有名なのが「コーンズ・フェスティバル」だ。’03年を皮切りに毎年、フェラーリを中心にロールスやベントレー、マセラティが集結。とりわけ’08年には「ギネスに挑戦」と銘打ち、490台のフェラーリがFISCOをパレードランする「フェラーリ・フェスティバル」を開催。これを機に大会名も単独メーカーのイベントへと変更された。そして翌’09年以降、「フェラーリ・フェスティバル」は主催がコーンズからフェラーリ・ジャパンへと移り、現在に至っている。
ところが、先般の東日本大震災により、2011年6月に予定されていた「フェラーリ・フェスティバル」は中止に。ディーラーとして実現可能なイベントを模索していたコーンズは、結果として今回の新イベント「コーンズ・サーキット・エクスぺリエンス」を誕生させることとなったという。

左:最新モデルの四駆「FF」がピット内ラウンジには展示されていた。 右:サーキットタクシーと新型車のスポーツ走行は当日抽選となるため人気沸騰。思う存分新型車の魅力とプロドライバーの腕を満喫していた。Faust会員は幸運にも当選!

イベントを担当したマネージャーの佐伯氏は語る。
「インポーターとしてではなくディーラーとして主催するイベントなので、スタッフとお客様の距離感を近いものにしたいと考えました。コンセプトはホームパーティー。高級レストランに招待するのではなく、自宅に招いて食事を振る舞う。そういうイメージですね」

新スタイルのイベント誕生

台数を揃えた大規模イベントではなく、販売店として顧客との距離を身近なものとすること。そのために今回は、コーンズのサービスセンターを利用している人の中から、サーキットが初めてという人や、イベント参加が初めてという人を中心に集客された。迎える側もサービス部門が主体。これでガラリと雰囲気が変わったというから驚きだ。

左、中央:ドライビングのインストラクターを務めたのはプロレーサーの服部尚貴。スポーツ走行もあるため、走りのポイントに加え、精神面での心がけもアドバイスした。 右:「日本一のフェラーリ使い」桧井保孝をはじめとして、服部尚貴、星野一樹、新田守男、松田晃司、吉田寿博(順不同:敬称略)とそうそうたるドライバーが揃った。

例えば、ランチの食材も主催者側のスタッフ自らが選んだものばかり。食事や飲み物をサービスするのはコーンズの社員でケータリングサービスは一切使っていない。「自らの手で楽しんでいただく」という明確な「おもてなし」の気持ちが、究極のホスピタリティと呼ぶに相応しい内容になった。
主体となる走行会イベントも、ひと工夫こらされている。通常よく行われる先導車付きのハイスピード走行や、追い越し有りのスポーツ走行に加えて、リラックスしたスピードで走行できるステージが用意されていた。走行区分を見るとその特徴がわかる。

走行区分

①エンジョイ・ファミリー走行(最高速120km/h程度・全周先導車有り・ヘルメット不要)
②アクティブ・ファミリー走行(最高速180km/h程度・全周先導車有り・要ヘルメット)
③フリースポーツ走行(1周目のみ先導車有り・追い越し可・同乗不可)
④サーキットタクシー(プロドライバーの運転で同乗走行)
⑤新型車サーキット試乗走行(1LAPプロドライバーの指導後・2LAP試乗)

①②③についてはマイカーの持ち込み。④⑤はディーラー車。エンジョイ・ファミリー走行で言えば「子供」と「ヘルメット無し」で楽しめるのがポイント。また6歳以下、身長140cm以下でもチャイルドシート装着ならOKで、さながらFERRARI & FISCO遊園地といった様相。もちろん少し大きい子供には、より速いスピードで、ヘルメット有りの同乗走行も可能になっている。

下段左:サーキットタクシーや試乗会に使用されたのは458 ItaliaとCalifornia。Faust会員は初めて乗る458の良さに「速い、ボディの剛性が凄い」と感激していた。 下段右:60年代のディーノから最新モデルまで100台を越えるフェラーリが集まった。台数で多かったのは430、レアなところではテスタロッサやF50が走った。

イベント当日の9月17日は、案の定、台風の当たり日だった。正午ちょうどに始まったイベントは、開会式、ドライバーズ・ミーティングを経て走行会へと移った。パドックに設けられたグルメタウンや、ピット内のオーナーラウンジなど、参加者は思い思いの場所で、走行の合い間の時間を楽しんだ。2回目の走行となる15時30分過ぎには雨まじりだったが、イベント進行にも影響はなく、台風が近づく中を天気はギリギリ持ちこたえた。最後にはスタッフやドライバーも交えての記念撮影で一日を終了。
この日、フェラーリで結びつく「絆」は、親子や夫婦、恋人、友人、サービスする側とされる側を超え、さらに強いものとなったに違いない。

ピット裏パドックの特設エリアでは、スタッフが選び抜いた食材によるホットドッグや焼きそばなどが用意された。豪華賞品の輪投げには子供達も大喜び。

Data

開催日:2011年9月17日
開催場所:富士スピードウエイ(静岡県)

コーンズモーターズ公式サイト

http://www.cornesmotor.com/

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