
秘密めいた洋館の地下で——
繰り広げられた心理ゲームの勝者は
秘密めいた洋館の地下で——
繰り広げられた心理ゲームの勝者は
去る4月の夜。南青山にひっそりと佇む洋館、ミュージアム1999 ロアラブッシュの地下に潜むバー「Jardin d’Erte(ジャルダンデルテ)」にファウスト会員が集った。今回ファウストA.G.が提案するのは、都会の夜のもうひとつの楽しみ方。ポーカーの駆け引きとシガーの香りを心ゆくまで堪能するというものだ。
行なわれたゲームは、海外では広く楽しまれている“テキサス・ホールデム・ポーカー”。世界的人気を誇るポーカーを日本で広めようと、ファウスト会員の金子達氏が2010年に発足したTOKYO POKER TOURの協力のもと、ゲームは進められた。
各プレイヤーには2枚の伏せられたカードが配られ、テーブル中央の5枚の共有カードと組み合わせてハンド(役)を競う。共有カードがオープンされるたびに、チップを賭けるか(ベット)、ゲームを降りるか(フォールド)か、選択を迫られる。この選択肢を駆使して他のプレーヤーと競うことで、たとえ弱いハンドでも勝つことができる、駆け引きの比重の大きいゲーム。このようなルールこそ、テキサス・ホールデム・ポーカーが心理戦だと呼ばれる所以であり、世界選手権での公式ルールにも採用され、スキルスポーツとして認知されている。
今回のイベントでは、2時間の制限時間内に一番多くチップを獲得することが優勝の条件。
集まったファウスト会員とその同伴者には、初心者から腕に自信のある強者まで、実に様々な面々が揃った。
ゲームの開始前から、ラウンジでは日本たばこアイメックス株式会社が主宰する「粋人会議」協賛によるシガー「LA AURORA Preferidos (ラ オーロラ プレフェリドス)」がふるまわれ、参加者はゲーム中もその重厚な味わいと香りを堪能した。「ラ オーロラ プレフェリドス」はドミニカ共和国最古のシガー。独特のフォルムに包まれたシガーは上品でありながら濃厚な味わいが魅力である。
そしてこのシガーとともに供されたのが、シガー&ライフスタイル誌「ヒュミドール」の元編集長、故・林由紀夫氏推薦による「サリーチェ・サレンティーノ リゼルヴァ2006」だ。カジュアルなワインだが、しっかりとしたボディと上品な酸味が特徴で、もちろんこのシガーとのマリアージュのために選ばれたもの。
シガーの香りと朗らかな会話で会場が温まったころ、いよいよポーカータイムへ突入。司会者のスタートコールとともに、「ドンペリニヨン2002」で乾杯。画面の時計がカウントダウンを始める。シガーをくゆらせつつ、初めは互いの様子をうかがいながらゲームを進めていたファウストたちだったが、時間が経つにつれ、次第にヒートアップしていく。
ストレートフラッシュ同士の勝負、土壇場逆転のフルハウス。強いハンドが出るたびに感嘆の声があがる。
ファウストたちのシガーも2本目、3本目へと移り、バーに満ちる煙と香りは密度を増していく。
そんなプレイヤーの興奮を少し和らげるべく、ポーカーらしい肩マッサージのサービスも同時に提供された。
最後の1ゲームでは、偶然にもテーブルの3名にペアの手札が配られ、熾烈な駆け引きの後、手持ちのチップをすべて掛け合う「オールイン」勝負に。最後にすべてのチップを手にしたのは、キングのペアからフルハウスを出した女性プレイヤー。見事な勝負ぶりに会場全体は感嘆の声に包まれ、今回の優勝者を讃えた。
あっという間に2時間は終了。優勝賞品として、ビジネスクラスで行くソウル・セブンラックカジノVIPツアーが贈られた。
東京大震災も耐え残った築年数不明という洋館の地下のバー。そんなクラシックな隠れ家感ある空間も相まって、シガーやワインともにポーカーゲームに興じる夜は大盛況のうちに幕を閉じた。
震災後初めてのファウストラウンジとなったが、受付ではチャリティボックスを設置。東日本大震災の復興支援活動を行なうCIVIC FORCE(シビックフォース)への寄付を募った。また参加者による支援活動の内容が発表されるなど、ファウスト会員それぞれの震災復興への考えの意見交換の場ともなった。
ファウストラウンジ第7弾 “エルテの庭”で、シガーとポーカーを嗜む
日時 2011年4月12日(火)19:00開場〜22:30終了
会場 Jardin d’Erte(ジャルダンデルテ)
主催 ファウスト・アドベンチャラーズ・ギルド
協賛 粋人会議 www.suijin.com
協力 セブンラックカジノ 東京ポーカーツアー www.tokyopokertour.net
Text:Etsuko Soeda
Photos:Fasut A.G.
2011/04/28
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