
Kei Taniguchi
谷口けい
アルパインクライマー
“世界の山を巡る旅人”
谷口けい、その登山歴を見れば彼女が日本を代表するアルパインクライマーであることは一目瞭然である。2008年、クライミングパートナーである平出和也とともに、インドのカメット南東壁の未踏ルートの登頂により、登山界の最高栄誉「第17回ピオレドール賞」を受賞している。
だが実は「登山家」と呼ばれること、「アルパインクライマー」と決めつけられることに違和感があるという。いわく、自分は「世界の山を巡る旅人」であり、岩壁や氷壁を登ることに対して特別なこだわりはないというのだ。自分の可能性、範疇を限ることなく、様々なことにチャレンジし続ける。それが谷口けいという言わば「冒険家」のスタイルなのだ。