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メンバーと冒険者たちが集い
一年の「冒険・挑戦・貢献」を讃え労う宴
ファウストA.G.アワード2012チャリティ・イブニング



今年で4回目を迎えるファウストA.G.アワード2012チャリティ・イブニングが、2012年12月5日、東京・丸の内のパレスホテル東京で開催された。ファウストA.G.年末恒例のイベントとなっているこのパーティーは、1年間のファウストA.G.の活動を振り返るとともに、ファウスト会員が互いに労い、親交を深めることを目的に開催されている。

このパーティーにはファウスト会員のほか、同日行われたファウストA.G.アワード2012の各賞受賞者も出席。各分野で偉大なるファウスト魂を発揮した受賞者と、ファウスト会員とがテーブルをともにし、意見交換をしたり交流を深めたりすることで、互いに刺激し合える貴重な場ともなっている。

会場がオープンすると、出席者は各テーブル脇で近況報告などをし合いながら、にぎやかに談笑。同時に、会場後方に設置されたサイレントオークションには多くの人が集まっていた。
毎年恒例のこのサイレントオークションは、入札希望者がオークションアイテムごとに希望金額を入札シートに記入して提出し、締め切り時点で最高金額を入札した人が希望の品を落札できるという仕組みだ。チャリティも兼ねた本パーティーの趣旨に賛同していただいた企業から提供された品は、前年以上に豪華なものとなっており、多くの出席者が入札金額に頭を悩ませながらオークションテーブルに並んだ品々に見入っていた。
また、同じく会場後方ではワインの試飲販売も実施された。手ごろな値段で美味しいイタリアワインが手に入るうえ、サイレントオークションに提供されたワインの一部も試飲可能とあって、グラス片手に販売スタッフの説明に耳を傾ける出席者も多かった。 パーティーが始まると、まずはこの1年間のファウストA.G.の活動をまとめたVTRが会場に流された。会員それぞれが取り組んできた「冒険・挑戦・貢献」の理念に基づく活動はどれも独創的、かつすばらしいものばかりで、会場のあちらこちらから嘆息が、そしてときには笑いが漏れた。

From Faust A.G. Channel on [YouTube]

2012年をはじめ、ファウストA.G.の4年間をかけ足で振り返るムービー。
★YouTubeでもご覧いただけます(スマートフォンの方 はこちらがオススメ)

続いて、ファウストA.G.の事務局長があいさつ。「今年でこのアワードも4回目を迎えることができました。冒険者とファウスト会員のみなさんの交流を図るべく、活動テーマに沿ったユニークな催しを用意しているので楽しんでください」と話し、合わせて今年の活動状況などが紹介された。

ファウストA.G.アワード2012 受賞者のお披露目

そして、ファウストA.G.アワード2012の受賞者を紹介するVTRとともに、各受賞者が舞台に登場。冒険家賞の谷口けい氏、平出和也氏、挑戦者賞のローラ・デッカー氏、社会貢献活動賞の風間深志氏、特別賞の田部井淳子氏、JustGiving特別賞の日本プロサッカー選手会(JPFA)を代表して都倉賢氏が順に登壇した。
なお、ファウスト大賞を受賞したフェリックス・バウムガートナー氏は、授賞式に引き続き欠席となり、同氏を紹介するVTRが流された。

Speech from the Winners

ファウスト・オブ・ザ・イヤー
フェリックス・バウムガートナー氏

ファウスト冒険家賞
谷口けい氏 平出和也氏

ファウスト挑戦者賞
ローラ・デッカー氏

ファウスト社会貢献活動賞
風間深志氏

ファウスト特別賞
田部井淳子氏

 

舞台上に各受賞者がズラリと勢ぞろいしたところで、特別賞受賞の田部井氏の発声により乾杯。田部井氏の「この賞が広く知られ、東北が元気になるように」という祈念の言葉に続いて乾杯となり、しばらくの間、歓談・食事の時間が設けられた。

左写真:ファウスト特別賞の田部井氏の乾杯の発声。 中写真:受賞者の皆様もテーブルで会員らと懇親。ファウスト社会貢献活動賞の風間氏(左から2人目)。 右写真:初代ファウスト挑戦者賞のエアロバティックスパイロット室屋義秀氏(中央)は毎年出席している。また、2011年ファウスト特別賞のラリードライバー篠塚建次郎氏や、2011年ファウスト冒険家賞の北極冒険家荻田泰永氏など歴代受賞者も出席。

アトラクション「受賞者Talking About~冒険の秘密を探る!~」

歓談・食事の時間を利用して、サイレントオークションに出品されている全31点の紹介が終わると、再び各受賞者の登場である。
この「受賞者Talking About~冒険の秘密を探る!~」とは、それぞれの受賞者にまつわるエピソードをクイズ形式で紹介し、なおかつ、テーブルごとにクイズの正解数を競ってもらおうという今年初の試み。従来はスピーチとVTRだけだった受賞者の紹介を「クイズ大会形式」にすることによって、より深く受賞者の活動を知ってもらおうという企画である。

まずは受賞者全員が受賞の感想を述べたのに続き、大賞受賞のバウムガートナー氏のビデオメッセージが紹介された後、いよいよクイズのスタートとなった。
問題は3択方式で全5問。各受賞者にまつわる問題は、基本的には紹介VTRをよく見ていた人ならすぐに分かる問題だが、なかには少々マニアックなものも。解答はすべて受賞者本人から発表され、それと同時に解答にまつわる興味深いエピソードも披露された。

チャリティサイレントオークションには各社の協力を得て、数多くのアイテムがラインナップ。
アトラクション「受賞者トーキングアバウト」は各テーブルのiPadで回答するスタイル。

すべての出題が終了し、最も正解数の多かった最高得点テーブルを発表することになったが、3つのテーブルが同点で並ぶという大混戦。最後は代表者によるジャンケンで決着がつけられ、優勝テーブルの着席者全員に賞品としてイタリアワインが贈られた。

最優秀ファウスト・メンバー賞、最優秀ファウス・チーム賞の発表

その後、サイレントオークションの落札者がすべて発表されると、いよいよ1年間の活動を締め括る、最優秀ファウスト・メンバー賞と最優秀ファウスト・チーム賞の発表である。両賞は1年間の活動を振り返り、顕著な活躍を見せた会員を毎年このチャリティ・イブニングで表彰するものだ。
最優秀ファウスト・メンバー賞は、最もファウストらしい活躍、挑戦をした方個人に贈られる、いわばMIP賞。そして、最優秀ファウスト・チーム賞とは、最も活発に活動し、当クラブの活動テーマである冒険、挑戦、貢献をユニークに表現したチームに贈られる団体賞だ。

ファウスト最優秀メンバー賞の紹介

 

ファウスト最優秀チーム賞の紹介

 

最優秀ファウスト・メンバー賞を受賞したのは、ゴルフチームの浅野則之、井上盛夫、麦野豪、瀧英祐の4氏。現在、ファウストA.G.が年間総合優勝を決めるシリーズ戦として、年4回開催しているゴルフコンペの成功に大きく貢献したことが、受賞の決め手となった。4氏を代表して浅野氏があいさつし、「元々、(ハワイで開かれている)パール・オープンで決勝ラウンドに出ることを目指してゴルフチームは始まったが、僕は4年間挑戦してみて、来年(2013年)が最後になるのではないかと思う。これからは国内(の大会)でも挑戦していこうと思っているので、応援よろしくお願いします」と、今後の活躍を誓っていた。
そして最優秀ファウスト・チーム賞を受賞したのは、「はぐれ熱帯魚を救え!チーム」。同チームは2010年から、はぐれ熱帯魚を救う社会貢献活動を3年連続でやってきたファウスト魂が称えられての受賞となった。
このプロジェクトはキャプテンの糸見バーリン黎氏と木村英智氏によって発案。「はぐれ熱帯魚」とは専門的には「死滅回遊魚」と呼ばれ、夏の間、温かい潮流に乗って千葉の海まで流れ着くが、秋になって潮が冷たくなると戻れなくなり、そのまま死滅してしまう熱帯魚のこと。彼らの活動は、そんな熱帯魚を見つけて救出し、アクアリウムで飼育しようというものだ。加えて、この活動は児童養護施設の子供たちと直接触れ合い、継続的に行える活動ということを念頭に始められたもの。子供達に命の大切さや海のすばらしさを知ってもらうこともまた、彼らのテーマとなっていた。

今回の受賞にあたって、キャプテンである糸見氏が、「施設にいる子供達に何かできないか、というところから活動はスタートした。子供たちと一緒に遊んで一緒にゴハンを食べて、(熱帯魚や子供たちを)救っているのではなく、自分たちが救われる思いで毎年やっている。今後も今まで通り、地道にやっていきたい」とあいさつ。「(チームを代表して)3人がこの壇上にいるが、何十人という人がこの活動をサポートしてくれたおかげ。関わった人みんなで受賞した賞だと思う」と感謝の言葉を述べた。なお、施設に寄贈した水槽の設置には、ファウストA.G.のガラパーティで集めたチャリティ募金も充てられている。
糸見氏は「ファウストのなかでは一番地味なチーム。僕らの活動は音速を超えることもないし、何万㎞も移動することもない」と、冗談めかして話していたが、彼らが取り組んできた社会貢献活動は最優秀チーム賞を受賞するにふさわしいものだった。

サイバード若手アスリートサポートの報告

両賞の表彰をもって、チャリティ・イブニングはプログラムがすべて終了……、のはずだったが、最後に事務局長が再び登壇した。事務局長から、ファウストA.G.を運営するサイバードグループがこれまで「若手アスリートを会社としてサポートしてきた」ことが伝えられ、併せて「今後、ファウストとしても応援していければ」と、2011-12年はレースドライバー千代勝正を支援してきたことが報告された。この発表を行うに際し、サイバードグループ代表の堀主知ロバートは「僕らの会社も挑戦のスピリッツを忘れずにいたい」と語り、続いて登壇した千代本人も、「自分だけではどうしようもならいないことがあったが、多くの人に支えられてきた。でも、まだ通過点。今は多くを語れないが、今後も挑戦していきたい。応援してください」とあいさつした。あいさつの途中で、千代との出会いを思い出した堀が壇上で思わず涙を流す場面もあったが、堀は「毎年、ここで涙を流しているので、『堀はよく泣く』と思われてしまう」と照れ隠しを口にしながらも、「たくさんの人と感動を分かち合えたらうれしい」と千代の活躍に期待の言葉を述べた。

以上で、すべてのプログラムが終了し、2012年のチャリティ・イブニングはこれにて閉会。例年になく盛り沢山の内容となったパーティーも、お開きとなった。
毎年のことながら、アワード各賞の受賞はもちろんのこと、ファウスト会員が取り組む活動も冒険、挑戦、貢献の精神に満ちたものばかり。このパーティーで大いに刺激を受けた会員も多かったのではないだろうか。誰が、そしてどのチームが2013年の最優秀賞を受賞するにしても、そこでは今回以上のファイスト魂が発揮されているはずである。
ファウスト会員の飽くなき探求心と独創的な活動を目の当たりにし、2013年への夢がさらに大きく膨らんだチャリティ・イブニングとなった。

チャリティのご報告と御礼
サイレントオークションの収益の一部を、社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンへ寄付させていただきました。
お寄せいただいた皆さま、誠にありがとうございました。

Data

ファウストA.G.アワード2012チャリティ・イブニング
日時:2012年12月5日(水)   
会場:パレスホテル東京 2階 葵
主催:

 
 

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