HOME > MASTER > 大空の覇者へ! > Vol.26 覇者へと続く道(後編)決戦の舞台に向かって レッドブル・エアレース2015ロヴィニ〜ラスベガス戦

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Vol.26
決戦の舞台に向かって
レッドブル・エアレース2015ロヴィニ〜ラスベガス戦

 

機体のセットアップとトレーニングを重ねたチーム室屋は、2015年後半予選上位の常連となりアスコット及びフォートワース戦では見事表彰台獲得という格段の進歩を見せた。満を持して勝負に出た、室屋の飽くなき冒険と挑戦は今日も続く。 


超高速! 超低空! 最大時速370km、最大重力10Gという、常人なら一瞬でブラックアウト(失神)する飛行機で駆ける世界最速のモータースポーツ、レッドブル・エアレース。これは、空に自由を求めたひとりのFaustが、大空の覇者へと昇りつめるまでを追うドキュメントである。

TOP写真:2015アスコット戦で自身2度目の表彰台に。優勝ポール・ボノム、2位マット・ホール、3位室屋義秀。Photo©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

第3戦クロアチア・ロヴィニ

©Balazs Gardi/Red Bull Content Pool
ロヴィニ予選フライトから戻った室屋。エアショウ時代からの盟友にしてチーム・コーディネーター、ロバート・フライの頬も思わず緩む。©Balazs Gardi/Red Bull Content Pool

千葉・幕張海浜公園にのべ12万人ものファンがつめかけた熱狂のレースからわずか2週間足らず。室屋義秀はニューマシン、エッジ540 V3とともにクロアチアのロヴィニにいた。

日本初開催となった第2戦から新機体を導入しながら、ぶっつけ本番に近い状態でレースに臨むことになった結果、本来の力を発揮し切れなかった室屋。しかし、1レースとはいえ実戦を経たことで、明らかに状況は変化していた。
「前のレースですでにV3の手応えは得ていたし、千葉ではギリギリの作業でバタバタだったチームも、今は落ち着いて準備ができています」

確かな自信をうかがわせるそんな言葉を裏づけるように、アドリア海に面した小さな港町で室屋は目を疑わんばかりの強さを見せつけた。トレーニングセッションでは、ポール・ボノム、マット・ホールとフライトごとに順位を入れ替えながら、他を圧倒するタイムを叩き出して3強状態を形成。予選でもその勢いは衰えず、自己最高順位となる2位につけた。
予選を終え、ハンガーに戻った室屋が溢れんばかりの笑顔で言う。

「どんな状況でも頑張るのは大事だけれど、端から勝てない勝負はやっぱり厳しい。勝てるかもしれないというなかで、僅差の勝負ができるのはおもしろいですよね」
室屋の速さは誰の目にも明らかだった。あるレース関係者は「今のヨシは強い。ファイナル4進出はまず間違いないだろう」。そう言って太鼓判を押した。

しかし、速いマシンに乗れば勝てるほど、エアレースは単純な勝負ではない。ラウンド・オブ・14での対戦相手はピート・マクロード。この予選ではミスがあって13位に低迷したことでも分かるように安定感には欠けるものの、“一発がある”実力者だ。いきなり対戦することになってしまった室屋にしてみれば、「せっかく予選2位になったのに……」と、愚痴のひとつもこぼしたくなる難敵である。
案の定、室屋は一発勝負の怖さを思い知らされるはめになった。

まず先に飛んだマクロードが、それまでに飛んだ11人のなかで最速となる好タイムを叩き出す。室屋は必然、少なからずリスクを背負って勝負せざるをえなくなった。
中間のラップではことごとくマクロードを上回った室屋。風の強い海上コースにもかかわらず、アグレッシブなフライトでマクロードのタイムを超えていく。これなら勝てる――。そんな期待が高まった瞬間だった。

©Samo Vidic/Red Bull Content Pool
©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool
写真左©Balazs Gardi/Red Bull Content Pool、写真中©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool、写真右©Samo Vidic/Red Bull Content Pool

コースも残すは4分の1というところで、右の翼が無情にもパイロンを切り裂いた。圧倒的な強さを見せつけた予選から一転、室屋は今季最低成績となるラウンド・オブ・14敗退に終わった。
室屋は気持ちの整理がつかないままに機体を降りると、やり場のない怒りを吐き出すように「うぉー」とも、「あー」ともつかぬ叫び声を発した。室屋が今までに見せたことのない姿だった。

ロヴィニ、痛恨のパイロンヒット。©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

レースが終わり、少し冷静さを取り戻した室屋が重い口を開く。
「(パイロンヒットしたゲートは)ほとんど余裕のない角度で入って、風に流された分当たってしまったんですが、あれはパイロットのミス。防ぐことができたと思っています。だから、悔しかったというか……。あれを当てなければ上に行けたし、ファイナル4のタイムを見ても、このタイムなら勝てたんじゃないかと思うくらいで……。でもその一方で、だからこそ、自分のコンディションとか集中力とかまだまだ準備が足りないと思わされました。それはすごく感じています」
語気を強めて「すごく」の部分を強調したところに、室屋の悔恨がにじんでいた

第4戦ハンガリー・ブダペスト

©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

だが、負けはしたものの、室屋は明らかに強くなっていることを印象づけた。次こそはとの期待が高まるなか、続くハンガリー・ブタペストでの第4戦でも予選2位。自信の高まりとともに、室屋が語る言葉からは余裕すら感じられるようにもなっていた。

「トレーニングセッションからずっとフライトは安定しています。あまり心配する要素もないかなという感じです」
ところが、この第4戦でもまた、ラウンド・オブ・14でいきなりマティアス・ドルダラーと対戦することになった。予選ではミスを連発し、13位に沈んでいたドルダラーもまた、第2戦では表彰台(3位)に立つなど、ポテンシャルを秘めた実力者である。
そして再び、室屋は一発勝負に泣く。
せっかく2戦連続予選2位と力のあるところを見せながら、室屋自身「くじ運が悪い」と苦笑いを浮かべたように、いきなりの難敵との対戦を強いられ、まさかの2戦連続初戦敗退。レース直後の室屋は視線を宙にさまよわせ、受けたショックの大きさをうかがわせていた。
それでも室屋は、「確かに上位に行けるポテンシャルがあるだけに残念」と胸の内を明かしつつも、あくまで落ち着いてチームの現状を分析し、先を見据えていた。
「トレーニング、予選といいタイムが出ているので、見ている人は『もう勝てるでしょ』みたいな雰囲気があるのかもしれない。でも、そうした(対戦相手との)巡り合せも含めてレースですから。V3を導入した当初から今季はラスト3戦が勝負だと思っているので、次のアスコット(第5戦)が終わるころには機体の改良をはじめ、いろんなことが落ち着いてきて勝負ができる体制が整うと思います」

写真左©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool 、写真中©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool、写真右©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

第5戦英国・アスコット「一歩抜け出した瞬間」

果たして室屋の言葉を証明するように、いや、室屋の腹積もりさえも上回り、第5戦にして早くも結果は表われる。

どんよりとしたイギリスらしい天候の下で行われたアスコットでの第5戦。室屋は過去2戦の予選からは順位を落とし予選5位に終わった。圧倒的な速さを見せつけた過去2戦に比べると、どこか勢いが感じられないフライトは、2戦連続初戦敗退のショックが尾を引き、歯車が狂い始めたかにも見えた。だがしかし、室屋は鬼門のラウンド・オブ・14でドルダラーにリベンジを果たすと、続くラウンド・オブ・8でもピーター・ベゼネイを退けてファイナル4へ進出。ついには昨年第2戦(ロヴィニ)以来となる3位となり、自身2度目の表彰台に立った。

レースの醍醐味を味わえるアスコット競馬場。©Daniel Grund/Red Bull Content Pool
©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

レースを終え、機体から降りると体全体で喜びを表し、チームスタッフと握手を交わした室屋。「機体が速いのは分かっているのに、上へ行けそうで行けない状態だった」ところから、一歩抜け出した瞬間だった。
「周到に準備を進めてきて、立つべくして立った表彰台。昨年(の表彰台)とは全然意味が違います」
そう語る室屋は、「まだ(優勝した)ポールに比べると、フライトにバラつきがある。トップに立つにはもうひと山ある」と現状を受け止めつつも、「結果がひとつの形となって出たことでチームも気分よく進めるので、これでもうひと山越えていけると思います」と、まずは久しぶりのシャンパンファイトを楽しんだ。

©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

Ascot Race Highlights - Red Bull Air Race 2015

Race Day@Ascot, Team FALKEN Highlight

Race Day@Ascot, Team FALKEN Highlight Movie #airrace #Yoshihid...

【Movie:NEW!】Race Day@Ascot, Team FALKEN Highlight #airrace #YoshihideMUROYA #FALKEN

Posted by Yoshihide Muroya on 2015年8月18日

アスコット戦で自身2度目の、実力での表彰台に安堵したような室屋の笑顔。西村は「室屋さんのあの喜びの顔を見たら…」と感慨もひとしお。以降チームは、進化を遂げた姿を見せつけることになる。

第7戦フォートワースでの快進撃

その後、室屋は第6戦(オーストリア・シュピールベルグ)こそ、フライト直前に突然吹き荒れた強風に泣かされ、またしてもラウンド・オブ・14敗退に終わったものの、第7戦(アメリカ・フォートワース)では今季2度目の3位となり、再び表彰台に立った。

©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool,
©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool
写真左©Balazs Gardi/Red Bull Content Pool、写真中 ©Chris Tedesco/Red Bull Content Pool 、写真右©Andreas Langreiter / Red Bull Content Pool
©Balazs Gardi/Red Bull Content Pool

RBAR 2015 Fort Worth: Team MUROYA 31/Team FALKEN Highlight

追い風に乗る室屋。当然のごとく駒を進め、勝ち取った今季2度目の表彰台。勝負できる体制が整い、静かな自信をみなぎらせる。

最終戦ラスベガス ポールポジションからファイナル4へ

そして、今季最終戦の第8戦(アメリカ・ラスベガス)でもファイナル4に進出し、4位。とりわけ2戦連続でファイナル4に進出したアメリカ・シリーズは、あらためて室屋の強さを証明するものだった。
しかも最終戦は、自身初となる予選トップを記録。今季は予選2位が2度あり、あわやトップ通過かと期待が高まるなかで最後にホールやボノムにかわされてきた。だが、ラスベガスでの最終戦では最後までトップの座を守り、初の“ポールポジション”を獲得。室屋は「レースを勝つためにはいろいろな要素が必要になるが、ある意味で予選はシンプルにマシンのポテンシャルやパイロットのテクニックが試される。そこでトップになれたことはチームにとって大きな成果。いいモチベーションになるし、これがまたいい循環を生むと思います」と語り、初めての快挙を喜んだ。

実を言えば、室屋はこの最終戦で「勝つ気マンマン」だった。レース前から「ラスベガスでは勝ちに行く」と公言し、負けるつもりなどさらさらないと言わんばかりだった。結果的にファイナル4で失速し、念願の初優勝は来年以降に持ち越しとなったものの、それでも室屋は間違いなく随所で強さを誇示することができた。
「僕自身、(ファイナル4のフライトが)終わった瞬間には勝ったかなと思ったくらい、いいフライトでした。もちろん、結果は4位だったのだからまだ課題はいろいろとあると思いますが、でも今回(ファイナル4で)初めてノーペナルティで飛ぶことができた。ファイナル4だからといって力が入ってしまうとか、気持ちが前に出過ぎてしまうこともなく、コントロールされたフライトができたことはよかったです」

©Garth Milan/Red Bull Content Pool
©Andreas Schaad/Red Bull Content Pool
最終戦の表彰台で固い握手。2強ポール・ボノム(左)とマット・ホール(右)。©Balazs Gardi/Red Bull Content Pool
デビュー当初から室屋の飛行を支えるテクニシャンの西村隆。©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

決して強がりなどではない。室屋は心から満足そうな表情を見せ、2015年シーズンのラストフライトを振り返った。通算4度目のファイナル4にして、初めて表彰台を逃したことについても、「でも、4位ですからね。ファイナル4に残っているんだから悪い成績ではないし、常にそこに残っていることが大事だと思いますから」。そう言って、笑顔を見せた。
今季年間総合6位は自己最高成績であり、1シーズンで2度の表彰台に立ったのも初めてのことだ。室屋にとって2015年は、2009年にエアレースデビューして以来、最も大きく歩を進めた1年となったことは間違いない。
だからこそ、室屋は晴れやかな表情でこう語る。
「実を言うと、最終戦で優勝すれば(年間総合)4位までは行けるかなと思っていたんですけどね。でも、今年は新機体の導入とか、初の日本戦とかいろいろあったなかで年間6位は上等じゃないですか。後半の4戦のうち3戦はファイナル4まで来ているし、いいシーズンだったと思います」

すでに来季へ向けての準備も始まっている。シーズンオフの間に進められる機体改良では、ウイングレットの導入も決まった。室屋の言葉にも自然と力がこもる。
「これで間違いなく速くなる。他のチームも改良してくると思うので正確なことは分かりませんが、今年のレースに(来年仕様のマシンで)出れば楽勝できるくらいにはなるはずです」

もちろん、2016年シーズンで狙うのは年間総合優勝。室屋が常々口にする「世界一」が最高にして唯一のターゲットとなる。「すでに近い位置にはいると思います。総合3位はもう射程圏内でしょう」と語る室屋は、「それでも現状ではトップとはポイント差が結構大きいので、いくつかのレースで優勝していかなければならない」と、青写真を描く。

今季3度のファイナル4を経験するなかで、室屋が思い知らされたのは最後に勝つことの難しさだ。極端な表現をするならば、ラウンド・オブ・8までとファイナル4とでは、まったくの別物だったと言ってもいい。

エアレースのスケジュールは少々変則的で、ラウンド・オブ・14からラウンド・オブ・8までは1時間ほどのインターバルを空けて行われるが、ラウンド・オブ・8からファイナル4は立て続けに行われる。つまり、ラウンド・オブ・8を勝ち上がったパイロットと飛行機はハンガーに戻ることなく、離陸滑走路脇で待機し、すぐにレースへ向けて飛び立たなければならない。
わずかな準備時間でいかにパフォーマンスを高めるか。その点において、室屋は(というより、チームとして)経験が乏しいと言わざるをえない。室屋自身、「もう何十回とファイナル4を経験しているチームと戦うわけですから。残念ながら、そこには大きな差がある」と素直に認める。
実際、ラウンド・オブ・8からファイナル4にかけてボノムやホールがタイムを上げてくる一方で、室屋はファイナル4になると、明らかにタイムを落とす傾向にある。「なぜポールにあれほど離されてしまうのか」と頭をひねるほどに、だ。この傾向はたまたま最終戦だけに表われたものではなく、過去のレースからも明らかである。

今季の年間総合優勝を争った上位ふたりは、ラウンド・オブ・8までにもたつき(意図してタイムを落としているのかもしれないが)があっても、ファイナル4では確実にタイムを出してくる。当初は単に「パイロットの力の差ではないか」と考えていた室屋だったが、さすがに同じような経験を何度も重ねると、それだけでは説明がつかなくなくなる。室屋が語る。
「彼らはラウンド・オブ・8までは全開でいかずに少しエンジンのパワーを残してファイナルに備えているのに、こちらはファイナル4が目標なのでラウンド・オブ・8でパワーを使い果たしてしまう。そういう部分があるのかないのか、はっきりとは分かりませんが、何かしらのレース戦略というものがそこには影響していると考えています」

予選からファイナル4までをひとつのレースととらえ、最後の最後でトップに立つため、いかにうまくレース全体をマネージメントするか。そこに来季のカギがある。室屋が続ける。
「でも、それはパイロットだけではカバーできない。機体の改良も含めて、チームの総合力を上げて対応していかなければならない問題なんです。だからチームスタッフはみんな、今からメチャメチャ燃えていますよ。そんなにやり過ぎなくていいよっていうくらいにやってくれていますから。チームは急速に強くなっているし、来季はホント、いいチーム体制ができると思います」
そう語る室屋の傍らでは、いつ終えるともなく、テクニシャン(整備士)の西村隆やレースアナリスト(分析担当)のベンジャミン・フリーラブらが、工具を片手に機体と向き合っていた。

あの時があればこそ

©Balazs Gardi/Red Bull Content Pool

思えば2009年、エアレースにデビューしたばかりの室屋は、限られた予算と知識と人材で戦わざるをえず、準備に膨大な時間を費やすばかりで、それに比例して成績が上がることはなかった。しかし、現在では他のチームが羨むほどに充実したチーム体制が整い、準備にかけた時間や手間の分だけ、如実に成績は上がる。6年前を懐かしむように、室屋が口を開く。

あのころはデビューしたばかりで、チーム体制も含めてあれが限界でした。今と比べてしまうと、やっていることのレベルは全然違います。それでも、そのなかで他のチームに追いつこうと一生懸命だったし、もしかしたら今より努力していたかもしれません。エアレース休止期間中(2011~13年)のトレーニングも含めて、あれはあれでいい勉強だったと思います」
きっと結果が出ずにもどかしい思いをしたことは、一度や二度ではなかっただろう。勝てない苛立ちがあったとしても不思議はない。だが、そんな様子はつゆほども見せず、室屋は思い出し笑いさえ浮かべて言葉をつなぐ。
「知らないことばかりで、まだ飛ぶまでに至らないところでもがいていることもあったし、ある意味、素人が『こんな感じかなぁ』って言いながら、手探りでやっていましたよね。でも、だからこそ、おもしろかった」
そう言うと室屋は、見返りの少ない努力を続けてきた自分を、そしてチームスタッフを称えるようにきっぱりと言い切った。
「あの時があったから今があるわけですから」
エアレースデビューから7年。室屋は目指す頂に向かう過程で、ときに遠回りを強いられることもあった。あるいは、進む道に迷うこともあった。だが、今は違う。
大空の覇者へと続く一本の花道が、室屋の目にははっきりと映っている。
(了)

©Balazs Gardi/Red Bull Content Pool

2015年間総合成績

室屋義秀…累積ポイントはPoint23で総合6位
http://www.redbullairrace.com/ja_JP/results

RANK PILOT POINT
01 ポール・ボノム 76
02 マット・ホール 71
03 ハンネス・アルヒ 34
04 マルティン・ソンカ 29
05 マティアス・ドルダラー 26
06 室屋義秀 23
07 ナイジェル・ラム 20
08 ピート・マクロード 19
09 ニコラ・イワノフ 15
10 マイケル・グーリアン 13
11 カービー・チャンブリス 9
12 ピーター・ベゼネイ 8
13 マルティン・ソンカ 0
14 フランソワ・ルボット 0

王者ボノムを追い上げ今季2度の優勝を果たしたマット・ホール、急激に伸びたマルティン・ソンカとマティアス・ドルダラー、そして追い上げる室屋義秀の2009年デビュー組が表彰台を交互に飾った。一方着実にポイントを稼ぐハンネス・アルヒ、その他ベテラン勢も気を吐き、接戦が繰り広げられた見応えある2015シーズン。閉幕と共に、エアレースの生みの親で「ゴッドファーザー」と呼ばれ親しまれたピーター・ベゼネイと、無駄のない美しい飛行で観客を魅了しエアレースを背負ってきた王者ポール・ボノムがまさかの引退宣言! 2大スターの引退は残念だが、2016年以降の熾烈なバトルに早くも期待!

室屋義秀、挑戦と苦難の軌跡を振り返る 

INTERVIEW自由に空を飛びたい!――すべてはそこから始まった
http://www.faust-ag.jp/interview/interview005.php

MASTER 大空の覇者へ! エアレースデビューを追った連載初回
http://www.faust-ag.jp/master/firmament/master001.php

Profile

Yoshihide Muroya

室屋義秀

1973年1月27日生まれ。エアショー、レッドブル・エアレースパイロット。国内ではエアロバティックス(アクロバット/曲技飛行)のエアショーパイロットとして全国を飛び回る中、全日本曲技飛行競技会の開催をサポートするなど、世界中から得たノウハウを生かして安全推進活動にも精力的に取り組み、スカイスポーツ振興のために地上と大空を結ぶ架け橋となるべく活動を続けている。
2008年11月、アジア人初のレッドブル・エアレースパイロットとなり、2009年からレースに参戦。2010年も善戦するも、レッドブル・エアレースは2011年から休止に。2011年、エアロバティックス世界選手権WACに出場。2012年アドバンストクラス世界選手権WAACに日本チームとして出場、2013年再びWACに出場し、自由演技の「4ミニッツ」競技で世界の強豪と争い6位に。2014年復活したレッドブル・エアレースに12人のパイロットの1人として参戦継続。第2戦で自身初の表彰台3位へ。2015年念願の日本開催実現、新機体V3を投入、コンスタントに表彰台を狙う。ホームベースであるふくしまスカイパークにおいては、NPO法人ふくしま飛行協会を設立。航空文化啓蒙や青少年教育活動の基盤作りにも取り組む。東日本震災復興においてはふくしま会議への協力など尽力する。2009年、ファウストA.G.アワード挑戦者賞を受賞。Photo:Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

 

Data

室屋義秀 公式ページ
http://www.yoshi-muroya.jp

Team Yoshi MUROYA公式ページ
http://yoshi-muroya.jp/race/

レッドブル・エアレース公式ページ
http://www.redbullairrace.com/ja_JP

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