高度は最高で1万8000mを超えたとか。なおこの記録が非公式なのは、航空に関する記録認定を行なう国際航空連盟の立会いを求めなかったためだそう。
もしも太陽エネルギーで半永久的に飛ばし続けられるエコなラジコン飛行機があったら、自分がちょっとほしい、もしくは愛するわが子に買ってあげたいと思いませんか? この飛行機がそれ!と言いたいところですが、残念ながらちょっと違います。
実はこの写真、さる7月28日に、太陽光発電を動力源とする無人飛行機航空機が、アリゾナ州の砂漠にある米陸軍ユマ実験場で82時間37分の飛行時間を記録し、非公式ながら世界記録を更新したというお話のワンカット。
この偉業を成し遂げたのは、英国の防衛技術企業QinetiQ社が開発した高高度長時間滞空型の無人航空機「Zephyr」です。
この開発には英国防省と米国防総省が協力。動力源は、翼を覆うように取り付けられた紙のように薄いアモルファスシリコン製のソーラー電池パネルで、夜も昼間の内に充電したリチウム硫黄電池で飛行が可能。そして、超軽量の炭素繊維製で重量わずか30kgというこのZephyrは、通信機器(2kg)を搭載することで、衛星通信による遠隔操作と自動操縦で飛行するのです。
そうです、もう何が言いたいかおわかりですね。見方によっては、これは現代科学の粋が結集された、究極の大人のためのラジコン飛行機なのです!! おまけにこのZephyrがキュートなのは、写真のように離陸には人の手で飛ばす必要があること。その光景に、もはや大人の飛行機遊びを疑う余地は残されていません。
しかしQinetiQ社は、「Zephyrの用途は観測や通信などが考えられる」と話しているそうで、ラジコンとして販売する様子はない模様。それにはちょっぴり残念な気も……(当たり前か)。
いずれにせよZephyrの技術がすばらしいことに違いはなく、今後の動向には(ラジコン化も含め)要注目です。
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