ロンドンを出発したカードーゾー氏とロートン氏。この状態だと、普通の車と何ら変わりはありません。
カナダで開発された「空を飛ぶ未来型カー」の話題を、先週のスモールトークでお伝えしたばかりですが、また新たな空飛ぶ車の情報が英国から入りました! 今度は実際にそれに乗って6000kmを走行&飛行するというチャレンジ付き。男性なら一度は夢見る空飛ぶ車が、着々と実用化に近づいているようです。
2009年1月14日。ジャイルズ・カードーゾー氏とニール・ロートン氏の2名は、歴史的な第一歩を歩みだしました。カードーゾー氏が開発した空飛ぶ車 「Parajet Skycar(パラジェット・スカイカー)」に乗り込んだ2名は、ロンドンを出発。42日間をかけて、いざ6000km南方にあるアフリカ・マリ共和国の 砂漠地帯トンブクトゥを目指します。途中、ピレネー山脈とジブラルタル海峡を飛行モードで通過する予定となっており、スカイカーの名のとおり空と陸をひと つの乗り物で移動する世界初の大冒険が始まったのです。グライダーを広げたその姿はハイテクというより、クラシックでユーモラス。ロンドンっ子ならずと も、『チキチキバンバン』みたい! と叫ばずにはいられません。
パラジェット・スカイカーは、地上走行モードでは最高時速180km、飛行モードでも最高時速110kmを出すことが可能。飛行する際には車後部の強力な ファンを稼動させ、時速70kmで3分程度の助走の後に離陸。パラグライダー式の翼で、地上600〜900mを飛行し、連続飛行距離は最長300kmで す。飛行中にトラブルが発生した場合には、パラシュートで脱出できる設計になっているので「安全性も心配ない」とのこと。また、環境にやさしいバイオ燃料 を使用しているのも大きなポイントです。
空中飛行モードでロンドンの空を翔るイメージ画像。いつか、こんな日が来るのでしょうか。
冒険が成功に終わったら、約700万円でこのスカイカーを売る計画になっており、さらに進化したメタリックシルバーのボディを持つ新たなスカイカーも現在開発中だそうです。
近い将来(?)実現する空飛ぶ車は、確かに『ブレードランナー』や『フィフス・エレメント』に登場しそうな“SF調”が本命だと思われます。しかしどうで す、この空飛ぶバギーのように『チキチキバンバン』や『ハリーポッター』に登場しそうな愛らしい“ファンタジー調”だって、夢見る少年の心をくすぐる、捨 てがたい魅力があると思いませんか?
このファンタジーが現実のものとなるか。まずは、パラジェット・スカイカーが無事にマリ共和国の砂漠まで到着できるように、Faust A.G.事務局はその行方を見守り続けたいと思います。
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