南極大陸到達を祝って、“コルドン ルージュ”を飲むシャルコー(左)。
トップ写真をご覧ください。氷上でシャンパンを飲んでいる2人の男性の絵柄、何となく見覚えがありませんか?ここでイエスと答えたなら、きっと幼い頃に一度は冒険家として南極へ旅することを夢見ていた方でしょう。
1904年7月14日、フランス人医師で冒険家でもあったジャン=バプティスト・シャルコーを乗せた船が、南極大陸に到達しました。フランス人として初めて南極の地に足を踏み入れたシャルコーが、まずその場でしたこと。それは、氷上にテーブルを置き、G.H.マムのシャンパン“コルドンルージュ”で祝杯をあげることでした。そのときの写真が現在も残っていますが、その構図や仕草を真似て撮影したのがトップにある写真なのです。
もちろん、そんな真似をするために彼らはわざわざ南極に行ったわけではありません!写真の右側にいる男性は、世界的冒険家のマイク・ホーン氏。彼は 2008年4月から「パンゲア・エクスペディション」という企画を立ち上げ、7大陸を冒険している最中なのです。4年をかけて、極寒の南極や、砂漠、山岳地帯、ジャングル、流れの激しい河川などを旅する過酷なチャレンジです。「地球の美しさ、自然の大切さ、今起きている環境問題を、僕の冒険を通じて、将来を担う子供たちに教えたいんだ」と語るホーン氏。移動手段も、エンジンやモーターを使わないセールボートやマウンテンバイク、徒歩など、徹底的に環境を意識したものになっています。体力の限界との戦いと言っても、過言ではないでしょう。
そんな過酷な冒険にも、きちんとお楽しみが用意されているのがこの旅のスペシャルなところ。旅のサポーター企業でもあるG.H.マムが彼らのために、ミシュラン星シェフによるユニークな“秘境ディナーパーティ”を主催しているのです。4年間で7回開催する計画で、第1回の場所はなんとグリーンランド。プロヴァンスにある「ウストー・ド・ボーマニエール」のシルヴェストル・ワイード氏がそこで料理を振舞ったのが7月のことでした。続く10月には、シャルコーの真似をした南極で、ランスの三ツ星レストラン「レ・クレイエール」の元オーナーシェフ、ジェラール・ボワイエ氏が腕によりをかけた料理が振舞われたのです。秘境の地でいただく一流料理の味は、そこで食べた人にしかわからない感動があるに違いありません。
残るディナーパーティはあと5回。その間に、ホーン氏たちには体力を酷使しなければならない過酷な挑戦が待ち受けています。南極到達という偉業を成し遂げたシャルコーが、G.H.マムのシャンパンで自分たちにご褒美をあげたのと同様に、ホーン氏たちにもそんなご褒美を用意してしまうG.H.マム社には、フランスの粋が感じられます。2012年まで続くホーン氏らの活動を応援しつつ、次回はどこで開催されるか分からない秘境ディナーパーティの続報もお届けする予定ですので、どうぞお楽しみに。
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