サハラのど真ん中でのバカンス
大自然のスリルとラグジュアリーの共存
サハラのど真ん中でのバカンス
大自然のスリルとラグジュアリーの共存
“ビッグ・ファイブ”と聞いて、すぐに5つの名前が思い浮かぶでしょうか? ちなみにボウリングのビッグ・ファイブではなく、野生動物のビッグ・ファイブです。答えは、アフリカゾウ、アフリカヒョウ、ライオン、サイ、バッファロー。ハンティングの際もっとも危険が伴う動物であると同時に、アフリカのサファリでもっとも人気のある野生動物ともいえます。南アフリカ共和国の紙幣には、ビッグ・ファイブが描かれているそうです。
ヒョウの名前がついたスイートMakwela。
右写真:もうひとつのスイート「マスター・スイート」。スイートには、キングサイズベッドとバスルーム、屋外シャワー、デッキのあるラウンジルーム、プール、書斎、CDプレーヤーなどを備えている。左写真:草原を見下ろすスパ。アフリカ伝統の原料を使ったスキンケアが受けられる。
この南アフリカ共和国。ケニアやタンザニアなどに隠れて意外と知られていませんが、サファリ・ツアーの目的地としては、穴場的な存在。それも、国立公園のど真ん中にラグジュアリーなホテルやロッジが点在しているのです。なかでもご紹介したいのが、ファウストのインタビューにも登場したヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソン氏が、自身の私有地に建設したホテル・ロッジ「ウルサバ」。ブランソン氏はこのほかにも世界5カ所で、「ヴァージン・リミティッド・エディション」と名づけたこうしたプライベート・ホテル・コレクションを経営していますが、冒険家としても知られる彼自身がもっとも気に入っているという“聖地”が、南アフリカのウルサバなのです。
ウルサバは、モザンビークとの国境に接する南アフリカ北東部のクルーガー国立公園の西側に位置するサビ・サンド私営動物保護区の一部。ブランソン氏が所有する13500ヘクタールの土地のなかに、「ロック・ロッジ(トップ写真)」と「サファリ・ロッジ」の2つのロッジが建てられています。名前のとおり、岩に覆われた丘の頂上にある「ロック・ロッジ」は、全8室。そのうち4室あるスイートには、サバンナが眼下に広がるプールや屋外のシャワールームも備えられています。「ロック・ロッジ」から500m離れた場所にある「サファリ・ロッジ」は、11の客室を備え、すべて木でできた小屋風のデザインです。「ツリーハウス・スイート」と名づけられた唯一のスイートは、サファリ・ロッジのほかの客室からも徒歩15分ほど離れた場所にあって、さらにプライベートな空間。より身近に動物がウオッチングできるそうで、夜間は、このスイートのために周囲を警備しているのです! さらに両ロッジとも、スパやフィットネス・センター、テニスコートも併設。ふらりと現れた野生動物を眼下に見ながらマッサージを受けられるとは、まさに至極の時間です。
ちなみにウルサバとは、“恐怖が少ない場所”という意味。山の上に位置しているため、かつてここに居を構えていた部族が、敵の襲来を観察していたからだそう。アフリカ部族の伝統とスリルを、ヨーロッパのエレガントでラグジュアリーな感覚で体感できる、貴重な場所といえるでしょう。
総客室数:20室 1泊1名ZAR4600~14300(宿泊費、食費、サファリ・ツアー、税金込み
※ZAR南アフリカランド=11.77円(2009年9月3日現在)
公式サイト http://www.ulusaba.virgin.com/
Text:Chiaki Mitomi
2009/09/10
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