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テーブルごと上空へ浮遊!

驚愕の“ディナー・イン・ザ・スカイ“

 

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(c) Cyrille Struy 

(c) Olivier Samson Arcand

トップ写真:パリでは9月に初めて開催。エッフェル塔やルーブル美術館など、夜のパリが眼下に広がります。

ロマンチックなディナーを演出するに重要な要素のひとつが、美しい夜景。おなじみのところでは、パークハイアット東京のニューヨークグリルや六本木ヒルズ森タワーのマドラウンジ、世界に目を向けると、パリには、エッフェル塔2階(高さ150m)にフレンチ・レストランがあり、さらにウィーンには、貸し切ればワゴンの中で食事できるという大観覧車も。しかし、夜景を眺めるだけではもう感動が足りないという方、テーブルごと空に昇ってしまう、正真正銘のスカイ・ディナー体験はいかがでしょう?

文字通り、空の上のディナー「ディナー・イン・ザ・スカイ」と題されるこのコンセプトは、ベルギーで誕生。空に浮遊する“テーブル”は、ベルギーの安全基準をクリアしており、“空で食事をしたい”というイベント主催者に貸し出すビジネスモデルをとっています(リース料の目安は12000ユーロ)。これまでは主に企業が主催し、ラスベガスやブリュッセル、ロンドンなどで開催。ディナーだけでなく、結婚式や演奏会にも利用されています。

お客はまず、ジェットコースターに乗るかのように安全装置を装着して、テーブルに着席。このテーブルごと、クレーンで50mの高さまで吊り上げられていきます。足元の台から足をはずせば、もちろん空中にぶらぶら…。テーブルには最大22人が座ることができ、真ん中には料理人やソムリエら、必要に応じて3人まで乗ることが可能。安全管理上、火の使用はできませんが、電磁調理器は使えるため、最後の仕上げや皿への盛り付けは、上空で行われます。空中でのディナーの感動と恐怖?の様子は、言葉で説明するより、写真やビデオを見ていただければ一目瞭然のはず。

そして「ディナー・イン・ザ・スカイ」の次なる開催は、初となるパリ! 料理専門誌を発行している「キィジーヌ・クレアティヴ」社の主催で、9月11日から15日までの5日間、25回のディナーが予定されています。場所は、パリのど真ん中、チュイルリー公園。セーヌ川やコンコルド広場、ルーブル美術館、シャンゼリゼ大通りなど、パリの夜景が眼下に広がります。

バルセロナ。料理人たちも安全装置をつけて、お客の目の前でサービス。(c) 2008

しかも今回は、各ディナーともシェフが1人ずつ“乗車”して、目の前でサービスしてくれる“ライブ・ディナー”。そのシェフの面々がまた、パリならではの豪華さなのです。 ファウスト会員でもあるピエール・ガニエールに、アラン・パッサール(アストランス)、ヤニック・アレノ(ル・ムーリス)、ジョルジュ・ブラン、ギー・マルタン(グラン・ヴェフール)、ミシェル・ロス(リッツ・パリ)、ティエリー・マルクス(シャトー・コルディアン・バージュ)、パトリック・ベルトロン(ルレ・ベルナール・ロワゾー)というミシュラン3つ星や2つ星シェフが勢ぞろい。イベントを締めくくる9月15日22時からのディナーは、大統領官邸エリゼ宮のシェフ2人が登場します。 お値段は、1人あたり924ユーロ(9月15日22時からのディナーのみ1000ユーロ)。バーマン世界チャンピオンでもある「リッツ・パリ」のコリン・フィールド氏によるカクテル・テイスティングもあって、こちらは846ユーロ(各100ユーロが、孤児を支援する団体に贈られます)。

7月上旬時点で、予約数は550席で、まだ少し空きがあるとのこと。価格もやはりスペシャルではありますが、度肝を抜く忘れがたいディナーを体験したいという方、急いでご予約を。ただし、同伴する方が高所恐怖症ではないかどうか、確認をお忘れなく。

ブリュッセル (c) Benoit Deprez
ランスのアミアンでは、ユネスコ世界遺産に指定されているアミアン大聖堂の前で開催。(c) Cyrille Struy

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