超高性能EVテスラが
第三のモデルにSUVを発表
超高性能EVテスラが
第三のモデルにSUVを発表
いずれガソリン車はその役目を終え、電気自動車が主役になる。ただしそれはずっと先の未来に違いない。そんなガソリン車への愛着を断ち切るかのような高性能EV(電気自動車)が本格的に日本に上陸する。
これまでの電気自動車の持つ「遅い、デザインがイマイチ、長く走れない」などという一般的なイメージを払拭した形で、2010年に発売が開始されたテスラのロードスターモデル。「ポルシェより速く、フェラーリより安い」性能はスポーツカーファンの心を掴んだ。しかしそれは二人乗りであり、価格も1200万を超えるということもあって、まだメディアでも異端の物という取り上げられ方であった。しかし続いて発表されたセダンタイプのモデル「S」においては、北米向けにすでに発表されている価格が49,900-69,900USDということもあって注目の的に(国内価格は未定)。北米向けに2012年前半には納車開始される。このモデルは間違いなく日本の自動車市場に衝撃を与えることだろう。それを心待ちにしている多くのファンもいる中、次世代のモデルが発表されたのだ。
そのテスラの第三のモデルは「SUV」だという。全くその詳細を知ることなく、青山のテスラショールームでの発表会で、ロサンゼルスで行なわれるという発表会の中継を待っていた。
予定時間を少し遅れてロサンゼルスの発表会と中継がスタート。テスラ・モーターズCEO、イーロン・マスク氏がステージに現れ、ひとしきりカリスマ性あるプレゼンを披露した後、画面上にどこかで見たような、ボリュームのあるSUVらしいフォルムの車が姿を現した。少し肩すかしをくらったような気がした次の瞬間、ドアが上方向に大きく開く「ファルコン ウィング」に驚かされた。スーパースポーツカーの証のようなそのシステム。実際には非常に合理的で省スペースでの乗り降りを可能にする。そのドアを使って「モデルX」はサードシートまでアクセス可能で、そのユーテリティ・スペースは同サイズのSUVを遥かにしのぎ、7人乗車でもトランクスペースが確保される。
さらにフロントのボンネット内にもトランクスペースが確保されるという膨大な積載量は、どんな大型ワゴン車もかなわないほど。エンジンに代わり、フルEVであるテスラ社のモーターは、ガソリン車に比べ非常にコンパクトにまとめられ、ガソリンタンクもない。前後のドライブユニットの小ささがこの膨大なスペースを生み出している。このフラットなシステムはこれまでのカーデザインの制限を取り払うだけでなく、その低重心のおかげで、非常に良好なトルクを生み出し、SUVの弱点とされるコーナーでの安定感を確保できると予想される。
もちろんこの「モデルX」はAWDも用意されているが、「燃費」を気にせずに使用できるSUVの登場は、その1点だけでも4WD所有者の買い替えを促す可能性も秘めている。また未来的なダッシュボードにはテスラが開発した先進的なタッチスクリーンパネルが搭載され、様々な情報やエンターテイメントが提供されるという。
2014年に発売が開始されるというこのモデル「X」は、モデル「S」同様にインターネット予約が始まっている。その予約金は5000ドルから40000ドル(シグネチャーモデル)になっている。自動車の未来を一足早く手に入れる価格としては、けっして高くはない価格と思うのだがいかがだろうか。
テスラ・モーターズ公式サイト
http://www.teslamotors.com/
Text: Takamasa Wada
Photos:Tesla motors
2012/03/01
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