“レンタカー感覚”でクルーザーのオーナーに!?
F1モナコグランプリの開催中、ハーバーに停泊しているクルージングボートで連日のようにパーティがくり広げられたり、あるいは先ごろ映画祭が開催されたカンヌに、ジェニファー・ロペスが27億円のクルーザーで登場したり……。こうした話題から、クルージングボートはセレブリティが富を誇示するための道具のように思われがちですが、もし、そのライフスタイルが意外にも簡単に手に入るとしたら、あなたはどうしますか……?
欧米における週末のボートは、日本のそれよりもずっとライフスタイルとして身近に根付いています。そもそも著名人たちがクルーザーを好むのは、海上に出れば人目を気にすることなく自由な時間を過ごせるからでしょう。しかし、海は誰にとっても“日常をリセットし思考を整理する”ための特別な場所、そして船はそのための特別な装置です。
作家アーネスト・ヘミングウェイが第二の故郷と呼んだキューバでクルーザーボートを所有し、創作活動の合間を見てはスポーツフィッシングに繰り出し 、更なる大作を書き上げました。そんなふうに、 長期間のクルージングとはいわないまでも、たまの休日に近海へ繰り出して喧騒を忘れるだけでもいいのです。沖合で周囲を気にすることなくジェットスキーやフィッシングに興じるなど、クルージングボートが一艇あるだけでオフタイムの行動範囲が格段に広がります。
とはいえ、実際に購入するとなるとマリーナの使用料を始め、思わぬ出費がかさみそうな上、手続きも煩雑そう。また、船をメンテナンスする時間を作れないし、と二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな皆様にお勧めしたいのが、「ヤマハ マリンクラブ・シースタイル」を利用して、好きな時だけクルージングを楽しむ、という方法です。このクラブのメンバーになれば、同社が所有する全国148ものホームマリーナを自由に利用できる上、メンテナンスの行き届いたさまざまなクラブ艇を“レンタカー”のような感覚で利用できます。しかも、料金は実に良心的。入会費(21,000円)と月会費(3,150円)を支払っておけば、例えば中級クラスのオープンエアボート「LUXAIR」をハイシーズン(6〜9月)の週末に半日利用した際の料金は、わずか55,000円。同船は最大10名まで乗船可能なので、クルージングはもとより、船上パーティの会場としても活用できます。
また、各地のホームマリーナを“ホッピング”することも可能。例えば、東京の勝どきマリーナから出港して東京湾でのクルージングを楽しみながら、横浜や千葉のレストランへ船で乗り付ける、ということもできます。また、各マリーナではフィッシング用品や魚群探知機、ウェイクボードなどのギアをレンタルできるので、八重山諸島など遠方のマリーナまで手ぶらで行って、自らが操縦するクルーザーでシュノーケリングやウェイクボードに繰り出す、なんていうことも、気軽に楽しめるのです。
多忙なファウストも安心!
数日間で免許保持者に!
ちなみに船の操縦には、当然ながら小型船舶操縦免許が必要ですが、ひるむ必要はありません。念のため簡単にボート免許の説明をしておくと、種類は全部で4種あって、小型船舶最高ランクに位置する1級は、総トン数20トン未満でのボートに限りすべての水域が航行可能。2級は、同じクラスのボートで5海里(約9km)以内の水域の航行が可能。そして、2級湖川小出力は、湖や川および指定された区域に限定したフィッシングや水遊びに適した資格で総トン数は5トン未満。最後が特殊小型で、水上オートバイ専用の免許となります。陸が見える範囲内でのクルージングをしたり、いくつかのマリーナをホッピングしたいのであれば2級免許、大型ボートでのトローリングや外洋航海を楽しみたい冒険心にあふれたファウスト諸氏であれば1級免許の取得がマストですが、そのプロセスは意外にシンプルかつ簡単。例えば、1級を取得する場合、学科講習に2日、実技講習に1日、身体・学科国家試験に半日、実技国家試験に半日というスピーディさで、費用は120,000円ほど。これなら多忙な人でも、挑戦してみようと思えるのでは。
会後に免許取得に挑んでも、数週間後には大海原を自らの操縦で自由自在にクルージングできます。ベストシーズンの真夏に向けて、今からスタートを切っても遅くはありません。
ヤマハ マリンクラブ シースタイル
※入会申し込み、および資料請求は、上記電話番号(ヤマハマリンホットライン)、またはウェブへ
Tex:Kana Yokota(YUBUNSHA)
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