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ルイ・ヴィトンのスピリットを楽しめる
ウォッチ＆ジュエリーサロンの誕生

　ルイ・ヴィトンと言えば、やはり何よりも有名なのはトランク。19世紀以来、世界中の著名人たちが旅の友としてきました。そんな伝統的なトランクをランダムに積み重ねるというイメージでデザインされているのが、ルイ・ヴィトン表参道店。青木淳氏デザインのこのビルは、今や表参道の象徴的な存在になっています。その表参道店の中に、この11月新たに「ウォッチ＆ファインジュエリーサロン」が誕生しました。

ルイ・ヴィトンの約150年にわたる歴史上、燦然と輝く伝説的逸話を持つ旅行鞄に対して、時計は2002年から、ジュエリーは2004年からのスタートで比較的新しいもの。ファウストの皆さんにとっても、ヴァンドーム広場に軒を連ねる「グランサンク」と呼ばれるジュエラー５社に比べて、「時計宝飾ブランドとしてのルイ・ヴィトン」のイメージは、それほど強いものではなかったかもしれません。しかし、今回ファウストとして注目したいのは、メゾンの技術を結集して臨む、「ハイジュエリーブランド＆ウォッチブランド宣言」とも言うべき姿勢が、サロンの新設を通して見える点です。

サロンに隣接されている個室。内装は、上質のシルクや竹をファブリックにした壁が特徴的。

サロンに入ってまず目を引くのは、天井から吊るされた美しい花飾り。これは、モノグラム・モチーフのひとつであるフラワーを、折り紙のようにあしらったデザインで、空間全体を華やかに演出しています。またサロンの隣には、上質なシルクや竹をファブリックとした壁が落ち着いた雰囲気を演出している部屋があり、個別にゆっくりと製品を吟味することができます。いずれにおいても、素材の一つひとつまでこだわる、ルイ・ヴィトンならではの妥協しないものづくりの精神がうかがえます。

現在大きく注目されているルイ・ヴィトンの時計といえば、今春に発表されたコンプリケーション・ウォッチ「タンブールミステリューズ」。この時計は、開発から組み立てまでの全工程を、スイスにある自社の時計アトリエで制作しています。デザインは、透明なサファイアクリスタルガラスのディスクの上に、時を刻む針が浮いているかのように見えるという神秘的なもの。

また、この「タンブールミステリューズ」は、ウォッチ本体にあしらうジュエリーやイニシャルなど細かい点まで指定できて、自分好みにカスタマイズできるのも大きな魅力のひとつ。あなたの「センス」でいかようにもアレンジが可能です。この時計のためだけにデザインされた、ルイ・ヴィトンならではの技術を活かしたトランクまで用意されているのは、さすが、このブランドの面目躍如といったところ。

そして今回のサロンオープンに際しては、文字盤にダイヤモンドでモノグラム・フラワーがあしらわれたウォッチ「タンブールフォーエヴァーブルー・ニュイ」や、ジュエリー「パンダンティフ　アンプレント」などが他店に先駆けて先行発売されました（現在はウォッチ＆ジュエリー取扱店にて販売中）。クリスマスプレゼントに迷っているなら、よい候補になるかもしれません。とはいっても、「タンブールミステリューズ」はいまオーダーして手元に届くまで約1年半かかることをお伝えしておきます。

※「タンブールミステリューズ」は店内でのサンプル展示がなく、オーダーのみの受付です。

このサロン誕生を記念して、先行発売となった時計「タンブールフォーエヴァーブルー・ニュイ」。文字盤にダイヤモンドでモノグラム・フラワーがあしらわれた、華やかかつシックなデザイン。写真はSサイズ（レディース）。ユニセックスのLサイズも展開している。　￥1,438,500（Lサイズ）　、￥798,000（Sサイズ）。

右の時計「タンブールミステリューズ」のために作られたトランク。ルイ・ヴィトンのアトリエで制作されており、レザーからライニングのカラーまで選ぶことができる。

時計「タンブールミステリューズ」。シンプルな“テクノ”、ブラウンとグレーのクラシックな“シティ”、ジュエリーを配したフェミニンな“ナイト”の3バージョンのほか、ケースもイエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールド、プラチナの4種から選べます。8日間8時間という驚異的なパワー・リザーブも特徴です。￥26,932,500（税込参考価格）。